5.エジプトファラオ・ツタンカーメンの生殖器行方不明?
長年、専門家たちはエジプトのツタンカーメン王の死亡原因について懸命に研究してきた。その結果、マラリアによる死亡説は覆され、鎌状赤血球症が死亡原因である事が証明された。今年、イギリスの週刊科学雑誌「ニュー・サイエンティスト」で新たな研究結果が発表された。それは「骨格奇形合併症」という遺伝子疾患が死因であるという説だ。この病気では頭部が長くなり、男性の生殖器が発達しないなどの症状が見られる。しかし、エジプトの考古学者であるザヒ・ハワス氏はこの説に異議を唱えている。彼はツタンカーメンの生殖器は正常に発育していると述べた。我々一般人にとっては、この学術論争の裏に隠された秘密こそ驚くべきものであった。1968年、ツタンカーメンの生殖器は行方不明になったと正式に公表された。後にミイラが埋められていた付近に隠されているという報道があった。しかし、今となってはこの埋められていた生殖器がツタンカーメンのものであるかどうかが問題となっている。この事件は後の考古学者たちの研究を撹乱した。