北海道で22日夜に発生した交通事故では、香港の観光客9人うち2人が死亡し、1人が重傷を負った。中国駐札幌総領事館は人員を派遣して事件を調べている。
北海道喜茂別町の国道では22日夜、香港の観光客9人が乗った2台のレンタカーのうち、前を走っていた1台が対向していた小型トラックと衝突し、後ろを走っていたもう1台も衝突した。その時に現場は雪が降っており路面は凍結していた。
現場の状況では、2台のレンタカーは変形して荷物は道路に散乱し、運転していた50歳の運転手とその友人の9歳の娘が死亡した。
日本のメディアの報道によると、あとの6人は10歳から50歳までの女性で、そのうち1人は重傷だという。
香港入国管理局は外交部香港駐在特派員公署と中国駐札幌総領事館を通して状況を尋ねており、外国で香港住民が手助けが必要な場合には、入国管理局の24時間ホットラインに連絡するよう知らせている。
香港メディアの報道によると、亡くなったのは51歳のフィリップ電子グループ情報科学技術部総監督の邵伝偉さんと、同行していた友人の9歳の娘さんで、フィリピン人の家政婦が重傷を負っているという。
香港メディアは外電の情報として、22日から暴風雪に見舞われている北海道は50センチの降雪量を観測し、千歳空港や帯広空港などでは多くの便が欠航あるいは遅れが出ていると報道。また香港のベテランの運転手は、多くの香港の運転手は寒冷地の凍結した道路での運転には慣れておらず、特に雪が降る夜には事故が起きやすいと指摘している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2010年12月24日