江西、湖南、重慶、貴州の各地では、1日以降、雨・雪雲が北から南に移動し続け、多くの地域で気温が急激に低下、寒波・氷雪災害に見舞われた県・市もあるという。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。
民政部災害救済司が5日に明らかにしたところでは、4日17時時点の統計によると、今回の寒波・氷雪によって、江西、湖南、重慶、四川、貴州5省の住民383万3千人が被災、1人が死亡、5万8千人が緊急避難したという。また、農作物の被災面積は14万2400ヘクタール、うち収穫が全く見込めない被災面積は1万1800ヘクタール。倒壊家屋は約1200棟、損壊家屋は約6600棟。直接経済損失は13億5千元。
民生部は5日、寒波・氷雪災害救助活動をさらに徹底、被災者の基本的生活を確保するための緊急通知を発令、各地民政部門に対し、今回の災害を極めて重視し、住民の生活上の困難の解決に尽力し、指導強化や責任遂行に努め、災害による損失を最小限にとどめ、被災地の正常な生産・生活秩序を確保するよう求めた。また、気象など各部門間の連絡を強化し、災害性天気に対する早期警戒情報をタイムリーに掌握し、各種被災者救済応急対策を徹底し、的確・有効かつ秩序ある災害救助活動を展開する方針。
長沙、成都、南寧各地の民政部中央被災者救済物資備蓄基地では、被災者救済物資をいつでも緊急調達できるように各種準備作業を徹底している。災害が発生した際には、被災地のニーズを満たすべく、綿入上着や綿布団などの救援物資を迅速・安全に運搬する。
「人民網日本語版」2011年1月9日