凍りついたソウル市内を流れる漢江
台湾紙「聯合報」の報道によると、韓国と日本はここ数日、強い寒波に見舞われ、ソウルでは16日、10年ぶりに氷点下17.4度を観測し、全国的に電力消費量が急増しているという。また日本でもめったにない豪雪が襲い、トヨタ自動車の工場が操業を見合わせている。
韓国のメディアは今回の寒波を10年ぶりと伝えており、ソウルを流れる漢江も珍しく凍りついた。南部の都市・釜山でも96年以来となる氷点下12度を観測。寒波の影響で電力消費量が急増していることから、韓国の知識経済部は省エネ措置をスタートさせ、全ての政府機関と国営企業のビルの暖房を朝11時から正午、午後5時から6時まで止めるよう命じた。
日本もここ数日、多くの地域で記録的な寒さと大雪になっている。青森県平川市では観測史上最低と同じ氷点下15.6度を観測し、東京の大手町でも16日には氷点下1.1度と、東京ではこの冬初めて0度未満になった。
また広島県北広島町の積雪は192メートルに達し、観測開始からの最深記録を更新。その他にもトヨタ自動車の愛知県内にある12の工場では操業を見合わせている。日本の気象庁は、18日から各地の雪は次第に弱まるとしているが、この先1週間ほどはまだ雪の降りやすい状態が続くため、雪の影響に注意するよう呼びかけている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2011年1月18日