26日午後に開かれた中国科学院の「革新2020」の記者会見で路甬祥院長は、人材育成について言及した際、今の院士の構造は合理化が必要で、平均年齢も72歳と高く、今後は青壮年への院士の選抜を重視するべきだと述べた。
路甬祥院長は「臨床などのある分野の一線の専門家が院士に入る割合は低い。それ以外にも半数の院士は大学から、3分の1は科学院などの研究機関からで、企業などの民間機関の専門家も院士に選ばれるべきだ」と指摘した。
そして「今の院士たちはそのほとんどが北京や上海などの大都市に集中しており、西部地域は少ない」と延べ、また院士の兼職が多すぎるという問題については、中国科学院がさらに厳格な規範を出して制限すると説明した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2011年1月27日