世界的中国語ブームで海外教師ボランティア育成へ

世界的中国語ブームで海外教師ボランティア育成へ。 中国国家対外漢語教学領導小組弁公室(国家漢弁)中国語教師登録ボランティアになった尹さんは、中国語国際教育学科専攻修士課程で学んできた…

タグ: 中国語,教師

発信時間: 2011-02-11 16:34:22 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

河北大学出身の尹冠儒さんは、「タイで中国語教師になりたい」という夢を叶えるために、華東模範大キャンパス内での「中国語教師育成3カ月コース」の受講をスタートさせた。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。

中国国家対外漢語教学領導小組弁公室(国家漢弁)中国語教師登録ボランティアになった尹さんは、中国語国際教育学科専攻修士課程で学んできた。大学在学中、各国からの留学生との交流が多かった尹さんは、「京劇と書道の基礎教養も一通り身に付けた。中国語文化の海外普及に力を尽くしたい」と今後の抱負を述べた。

尹さんを含む国家漢弁2011年第1期海外赴任中国語教師登録ボランティア約1600人が、5カ所のトレーニング基地で育成コースを受講する。審査に合格すると、タイ、フィリピン、ネパール、インドネシア、モンゴル、カンボジア各国に派遣される。

10日、華東師範大学国際中国語教師研修基地が担当する中国語教師登録ボランティア育成トレーニング開講式が行われた。広東、重慶、河北、済南各地から集まった受講生約310人の多くは、大学学部や大学院の新卒生だ。

数年前から起こっている世界的な中国語ブームに伴い、孔子学院に代表される海外での中国語教育活動が盛んに繰り広げられている。国家漢弁ボランティアセンターの郭驕陽副主任によると、国家漢弁は2004年以降、89カ国・地域に中国語教師ボランティア1万人以上を派遣、各国の学校約2千校で200万人以上の学生に中国語を教えたという。

タイ、フィリピン、ネパールなど各国の領事館代表は口を揃え、「中国語は国民同市や人文間のコミュニケーションの絆であり経済・貿易交流の懸け橋だ。中国語教師ボランティアは、言語に関する知識の伝授にとどまらず、国家間の友好関係を促す役割をも果たしている」と話した。

「人民網日本語版」2011年2月11日

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