写真2:深セン港からの個人旅行客。お目当ては粉ミルク。ドラックストアの粉ミルクはどこも品切れ状態。女性2人が自らのトランクケースに粉ミルク缶を詰めている。 写真は香港文匯報より
粉ミルク1缶 最大で90元安に
マカオの親は「粉ミルクが品不足で、子どもに十分な量のミルクを与えることができない。飲み慣れているものから他のメーカーに換えるのは嫌なので、お粥で何とかするしかない」と訴える。
「特別行政区の政府は、法を定めて、粉ミルクに関税を設けるべきである。また、旅行客が持ち出せる粉ミルクは開封済みのものか、使用中のものに限り、それ以外は課税するべきだ」と子を持つ親である李さんは、ネットで意見を示した。この意見は大きな注目を集め、立法議会の役員も支持するほどだった。しかし、ある専門家は「『粉ミルク関税』は世界貿易機関の自由貿易規定に反するものだ」と水をさした。
同じ輸入粉ミルクでも、マカオでの価格は大陸よりも大分安いようだ。また、人民元の対マカオ・パタカ(MOP)の為替レートも0.82人民元:1パタカで、マカオは大陸よりも10~20%ほど、最大で90元(約1128円)ほど安くなる。(1元=12.54円)
「中国網日本語版(チャイナネット)」2011年2月14日