ラジオ局「ドイツの声」ウェブサイトは15日、米政府系海外向け放送「ボイス・オブ・アメリカ(VOA)」は、中国語普通語(共通語)と広東語のラジオ放送とテレビ番組を打ち切り、中国語ウェブサイトのみを残し、大幅な人員削減を行う計画だと報じた。
VOA関連予算削減計画は、米国政府放送管理局(Broadcasting Board of Governors、BBG)が14日に国会に提出した2012年度予算案に盛り込まれた。
同予算案によると、VOAは今年10月1日、共通語による短波・中波ラジオ放送と衛星テレビ・ラジオ放送を全面的に打ち切る計画。また、共通語番組制作担当38人を含む45人の人員削減も実施するという。現在、VOAには69人の共通語番組制作スタッフがいる。
BBG予算案は、オバマ政権が2012年度国家予算案を発表した後に提出された。
VOAはBBG傘下の政府系機関。1942年の放送開始以来、世界で最も有名な中国語放送の一つとなった。今回の決定は、ひとつの時代の終焉を意味している。
「人民網日本語版」2011年2月18日