中国 リビア在留中国人救出、陸海空で全面展開

中国 リビア在留中国人救出、陸海空で全面展開。 リビアの治安情勢の深刻な悪化を受け、国務院応急指揮部の組織・協調の下、各関連方面は香港・マカオ・台湾の同胞を含むリビア在留中国人の救出業務を、緊張の中でも冷静に、全力を挙げて展開している…

タグ: リビア,治安情勢,救出,中国人

発信時間: 2011-02-25 11:42:26 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

リビアの治安情勢の深刻な悪化を受け、国務院応急指揮部の組織・協調の下、各関連方面は香港・マカオ・台湾の同胞を含むリビア在留中国人の救出業務を、緊張の中でも冷静に、全力を挙げて展開している。

北京時間23日午後5時頃、中国国際航空チャーター機初便が北京首都空港を離陸、救出任務に赴いた。同機はすでにリビアに到着している。

ほぼ同時に、エジプトへ初めて脱出したリビア在住者83人のうち、43人がエミレーツ航空に搭乗しマケドニアのスコピエ空港を発った。北京時間きょう(24日)午前にも北京に到着する。

北京時間23日夜、中国側がチャーターしたギリシャ船籍の客船2隻がリビア・ベンガジ港沖合に到着、接岸を待っている。リビア在留中国人が乗船次第、2隻はただちにギリシャ・クレタ島に戻る。航海は約15時間。中国駐ギリシャ大使館はさらにギリシャ当局と積極的に協力、同島の多くのホテルにベッド数千床を確保済みで、救出者を待っている。大使館によると、救出者らは今後、段階的に航空機でギリシャを離れる。

中国駐マルタ大使館の傅智敏・政務参事官は23日、同大使館がチャーターした客船1隻が現在リビアに向かっており、同日夜に到着予定と述べた。同船はイタリアの船舶会社所有で、2千人以上が乗船可能。

また交通運輸部合作司担当者によると、23日午後までに、同部はリビア近海に中国遠洋運輸集団(中遠集団)、中国海運集団(中海集団)から各2隻の貨物船と数隻のフェリーをベンガジ港に向かわせ、リビア在住者救出を手配した。同部は中国海上捜索救助センター総当直室を通じ、これらの船舶と連絡を保っている。

数日来、中国駐チュニジア大使館も迅速に動いており、大型バス30台以上をすでに手配、中国人救出のためチュニジアと接するリビア国境の街Ra’s Ajdirへ派遣した。同大使館担当者は、陸路によりチュニジアに向かうリビア在住者は主に、リビアの首都トリポリおよび周辺地区の中国資本企業社員とその家族としている。

中国駐チュニジア大使館の火正徳・大使は、同館の業務チームによりチュニジア・ジェルバ島でリビア在住者の宿泊・食事の手配が進められており、同館はさらにチュニジア当局と協議、チュニジア側は入国手続き、人員の安全、医療救助などで中国国民に便宜と支援を図ることを示したと語った。(編集HT)

「人民網日本語版」2011年2月24日

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