世界で最も高価なコーヒーはどこから来るかご存知だろうか?答はインドネシア。インドネシアのルアクコーヒーは独特の口当たりで世界のコーヒー通を魅了している。さらに奇異なことに、このコーヒーの原料はなんと猫の糞便とのこと。このコーヒーが人々にこたえられない味をもたらす理由は、ジャコウネコにある。ジャコウネコは熟したコーヒー豆を餌として食べ、その糞の中には未消化のコーヒー豆が残る。これがヌアクコーヒーの原料となる。
インドネシアのいくつかの島々?ジャワ、スマトラ、バリ島、スラウェシ(セレベス)島では、猫の糞便コーヒーは現地の伝統的な特産品だ。ジャコウネコが現地のコーヒーサクランボを食べた後、その排泄物の中にこの独特の味のコーヒーが見つかる。
ルアクコーヒーの1ポンド当たりの販売価格は227ドル以上で、日本や韓国が最大の消費市場となっている。このコーヒーには、独特のまろやかさがあり、
チョコレートの滑らかさのようであり、また土壌や天然香料のジャコウの息吹を帯びていて、コーヒーの最高級品である。
「人民網日本語版」2011年2月25日