広州アジア大会開催で2100億元の負債 市財政局長が否定

広州アジア大会開催で2100億元の負債 市財政局長が否定。

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発信時間: 2011-03-04 10:19:47 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

広州市の両会(人民代表大会と政治協商会議)で人民代表大会代表が、アジア大会開催で広州が2100億元の負債を抱えたと指摘した問題をめぐり、広州市財政局の張傑明局長は2日の記者会見で、広州はアジア大会の開催で2100億元の負債を抱えていないと明確に述べた。張局長によると、アジア大会の予算136億元のうち、91億元がすでに支払われ、45億元が未払いだという。

アジア大会の会計明細公開について、張局長は、大きな大会の帳簿はいくつかの過程を経て決算が行われるため、短期間で完成するのは不可能だとし、2013年までには公開する予定だと述べた。

▽過去5年間で重点インフラに1090億元投資

張局長はまた、都市の姿を改善するため、インフラ建設を積極的に推し進め、都市環境を整備する市の重点インフラ建設に、2005~2010年の間に1090億元を投資したことを明らかにした。そのなかには、地下鉄や道路など交通インフラの建設費732億元、環境の総合整備費190億元が含まれ、市政府の道路両側、旧都市部の住宅環境、アジア大会の競技場や重点区域の周辺環境、空港までの高速道路、大気環境、緑化、緑道の建設といった整備事業が推進された。汚水整備や河道の総合整備には168億元かけられた。

▽政府の負債、884億元

「適度な起債による都市建設の推進は全国各都市でみられ、国際的な慣例にも適合する。もちろん起債は適度でなければならない」と張局長は強調。負債は積み重なったもので、アジア大会を開催したための負債ではなく、開催しなくても負債はあると述べた。

現在、広州市政府が利息をつけて返済する必要のある債務は884億元。主に都市投資集団や水務投資集団への返済で、100%公益的なものだという。

広州市政府は慎重な原則に則り、起債前の各種債務に相応の借金返済措置をとり、債務の総体的な規模を許容範囲に抑えたという。一都市の政府の債務残高がその年の総合的な利用可能資本を超えてはならないという国の規定に従い、広州市政府の債務はその範囲に抑えられているという。

ここ数年、経済社会の発展を促進するため、広州市は市内の地下鉄道公司、都市投資集団、水務投資集団といった企業を通じて銀行から、地下鉄や緑化、街頭改造、汚水管網、河道整備などの事業融資を受け、経済社会発展の成果を何年も前倒しして多くの市民に提供してきた。

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」2011年3月4日

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