リビアから脱出した中国人を載せた最後のチャーター機が5日午前、北京首都国際空港に到着、リビアに派遣された中国政府実務チームによる在リビア中国人脱出行動は全て無事終了した。中国政府は2月23日、速やかに緊急脱出措置に乗り出し、陸・海・空の各ルートを通じてダイナミックで大規模な脱出行動を展開した。北京時間2日23時10分現在、リビアからの脱出を希望した現地中国人計3万5860人が全員、脱出を果たした。「広州日報」が伝えた。
今回のリビア脱出行動は、海外からの脱出としては中国建国以来最大の規模。これにより、中国の国家イメージは限りなく高められ、「優れた国家イメージPRのための最高の行動」と讃えられた。
より効果的な「中国イメージ」のPRについて、各界では様々な見方があるが、金融危機への対応から国際的特大イベントまで、孔子学院から国家広報まで、政府外交から民間外交まで、2008年以降の中国のさまざまな動きを細かく見ると、中国の国家イメージは、「無から有へ」、「持続的発力」によって形成・普及したと言えよう。中国は今、「四両抜千斤(小よく大を制す)」的な方法で「スマートパワー」を発揮しつつ、徐々に新しい国家イメージを確立している。
「人民網日本語版」2011年3月7日