標本になった体長3メートルのホッキョクグマは軽く、2人で動かすことができる
個人が製作した初の野生ホッキョクグマの標本が8日午前、江蘇省常州市の淹城野生動物世界に登場した。この全身真っ白のホッキョクグマの標本は体長が3メートルあり、ぱっくりと口を開け、鋭い歯を見せる様子に見学者たちからは驚嘆の声が漏れた。
このホッキョクグマの標本を製作したのは、常州市淹城野生動物世界の徐衛勇理事長だ。ホッキョクグマは「北極海の王」と呼ばれ非常に高い価値があるため、捕殺の対象となり、現在は世界にわずか2万頭しかいない。世界の絶滅危惧種にも指定されている。徐理事長は4カ月かけて標本を完成させた。ホッキョクグマは米国のアラスカで購入したもので、1973年に世界で捕殺が禁止されたため、この1971年に捕獲したホッキョクグマはさらに貴重だ。
徐理事長は、稀少動物の標本は贅沢品になっており、ホッキョクグマの標本は国内でも非常に珍しく、約200万元の価値があると話す。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年3月9日