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浙江省温嶺市のある中学校の運動場で先週、豪華な葬式が行われ、大きな注目を集めている。
温嶺市は3月8日、党と政府の合同会議を開き、「豪華な葬式」事件の処理について討議した。会議は、事件に関与した新河中学校校長の辞職願を許可し、すでに停職処分となった副校長と追悼会に協力した温嶺国税局事務室主任を免職とすることを決めた。
また、新河鎮政府を譴責し、事件の責任者である企業の「人気企業」選出資格を取り消した。
当時者が家族を代表し公開謝罪
事件の当事者である亡くなった老婦人の一番下の息子、ある企業の林大宇経営者は家族を代表し、新河中学校の教師と学生、温嶺市民に謝罪した。
葬式の多くの部分で規則違反 すべてを処罰
新河鎮のある責任者によると、新河鎮の規定で、葬式の手続きを行う際に関連の証明書を提出するほか、3000元の「文明葬式承諾金」を支払う必要がある。
今回の豪華な葬式の当事者は多くの規定に違反した。支払った3000元の文明葬式承諾金は没収後に慈善事業に寄付されたほか、3万元のマホガニー製の棺も政府の要求で焼かれた。また、葬式会場の水素入り風船も規則違反で、気象部門が規定に基づいて処理する。そのほかの違反行為についても公安部門は調査を行い、関連法に基いて処理することになっている。
当事者は駐車の名目で運動場を借りた
責任者によると、運動場の鍵は新河中学校の副校長が借り出し、当事者は副校長と友人関係にあることがわかっている。当事者は運動場を借りる理由を葬式に参列する人の駐車のためとしていたが、実際は運動場で葬式が行われ、しかも非常に盛大だった。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2011年3月10日