各ウェブサイトでは、四川大地震の際と同じ「祈りのろうそく」のマークが出現している。ポータルサイト・捜狐では「日本の人々のために祈りを」のテーマで2万4400以上のミニブログが被災地の人々に向けた祈りを発信している。新浪網では、ネットユーザーが盈江県と日本の被災地のために緑のリボンを各自腕に巻き、地震被災者への哀悼と復興祈願のしるしにすることを呼びかけている。
「天災の前では悪い感情を全て忘れよう。天よ、日本の人々をお助けください!」??ネットユーザー
「春節前に日本に行った。美しく、豊かな国だった。その日本でこれほどの災害が発生し、私の心は重く沈んでいる。インターネットを通じて日本の人々への祈りを届けたい」??ネットユーザー
「日本の人々も我々北川の被災地の人々と同じように、涙を拭いた後、復興を目指してほしい」四川省チャン族の農民・楊中彦さんは語る。彼の住む北川県曲山鎮沙バ村の家屋は2008年の四川大地震で全て倒壊したが、政府の援助の下、すでにチャン族式の2階建ての家を再建できたという。
四川大地震の際に現地の村民を全力で支援してきた什ホウ市羅漢寺、峨眉山報国寺、北川県国恩寺などでも日本の被災地に向けた祈祷を行った。
中国の民間ボランティアも震災救援に参加している。江蘇省黄埔再生資源利用有限公司の陳光標・董事長は地震後すぐに日本に向かい救援に参加しているほか、募金100万元と、1万元相当の薬品を寄贈する予定だ。このほか、成都のボランティア数人から成都紅十字会を通じて1766元の募金が送られている。瀋陽市の王華志氏(57)は中国語チャットQQ のグループを通じて10元募金活動をスタートした。微力でも被災地の人々の一助となることを祈っているという。
「人民網日本語版」2011年3月16日