13日の写真。仙台付近の日本の海岸に留まる洪水。国際宇宙ステーションの第26次遠征隊の乗組員が高度354キロメートルの宇宙ステーションから撮影した。仙台北部地区や東松島市の一部が写っている。 |
日本でマグニチュード9.0の地震と大津波が発生した後、国際宇宙ステーションの乗組員が宇宙から地震や津波が日本に与えた大きな被害の様子を撮影した。この高解像度の写真では、地震で最も深刻な被害を受けた地域や大津波に飲み込まれた日本・東北の海岸地域がわかる。北京時間の17日に報道された。
イタリア人の乗組員は「我々の心は日本の友人と共にある」と語っている。同氏らは13日に宇宙ステーションの軌道上(高度354キロメートル)からこれらの写真を撮影した。日本東北の港湾都市である仙台の北部地区は大きく破壊されており、石巻港や成瀬河、東松島市の一部の姿などがとらえられている。深刻な洪水が乗組員の眼に映った。
米航空宇宙局(NASA)の声明では「この写真から、耕作地にしろ居住地にしろ、いずれも水没していることがわかる。津波の洪水が松島空港を取り囲んでいる」としている。また石巻湾は油の汚染で覆われているが、これらの油は地震や津波で破壊された精油工場から漏れたものだという。