災難は無情だが、偉大な愛に限りは無い。全日本中華料理・飯店支援協会と日本新華僑華人会は26日、東京武道館に避難している東日本大震災の日本人被災者に、中国料理を振る舞った。日本新華僑報網が伝えた。
日本新華僑華人会の陳玳叙莱・キによると、11日に発生した大震災後、同会と在日中華料理店主はずっと、被災者の人々の実際の役に立ちたいと望んでいたという。しかし、日本には食品安全面での規定があることから、被災者への食事提供はなかなか簡単に実現しなかった。東京都庁関連部門への申請と認可を経て、全日本中華料理・飯店支援協会と日本新華僑華人会は26日、東京武道館で避難生活を送る被災者の人々に中華料理を振る舞うことができた。
今回食事を提供したのは、日本で中華料理店を営む芬蘭亭、冬勝永、中華餃子王国、北京料理玉蘭の4軒。マーボー丼、中華焼きそば、中華粥など約500食を被災者370人に提供し、大好評を博した。多くの被災者は、震災後初めて本格的な中国料理を口にして喜んだ。また、在日中国人が日本人と共に震災に立ち向かってくれることについて、感謝の気持ちを示した。
「人民網日本語版」2011年3月28日