企業家と彼らをサポートする各界機関が世界各地で集うイベント「グローバル・アントレプレナーシップ・ウィーク(Global Entrepreneurship Week)」に関する初の記者会見がこのほど、上海で行われた。上海市大学生科技創業基金会の張徳旺秘書長は、記者会見の席上で、「ベンチャー企業を起こす人はまだ少なく、行動に移した人の多くが失敗しているのが現状だ。しかし、基金会は、創立後4年間で、433社の学生ベンチャー企業に対する出資・援助を行ってきた。このうち、融資期間3年で出資した226社のうち、60社が期限内に全額を返済した。このことから、学生ベンチャー企業に生き残る率は約35%であることがわかる」と述べた。解放日報が報じた。
張秘書長が紹介した別の統計データによると、基金会の調査で、創業の意思がある大学生は6、7割に達しているが、結果的に創業の道を選んだ学生、つまり、最終的に基金の審査を経て出資を受けるのは毎年約200社という。上海市の大学新卒生は年間数10万人に達しており、約0.5%を占めるにすぎない。
張秘書長は、「創業とは、総合的な素質を測る『ものさし』だと言えるだろう。実践力、抗リスク力、組織力、建設力などに関わる『情熱・目標・能力・準備』を備えた大学生が、『成功者としての素養が高い』と一般的に見なされる」と語った。統計データによると、米国では、ベンチャー企業の40%は、大学生が立ちあげたものという。(編集KM)
「人民網日本語版」2011年3月28日