河北省石家庄市はこのほど、「下山貧困扶助教育プロジェクト」を全面的に展開、今後2-3年以内に、市内全域の山間部に住む小中学生2万人以上について、全員が下山し無償教育を受けられるようにする。「人民日報」が伝えた。
プロジェクトは市内山間部の6つの区・県の45の郷・鎮、60万人の人口に及ぶ。現在、平野部への保護が必要な小学生は1万5892人、中学生8349人。また一般高校へ進学していない学生が中等職業教育あるいは職業技能訓練を受けられるよう重点的に後押し、山間部人口の都市部への転移を促し、山間部住民の貧困問題の解決を図る。
「下山貧困扶助教育プロジェクト」は小中学校56校を新築・改築、計画投資額8億6千万元。市級財政から毎年6千万元が拠出されるほか、建設用専用補助も充てられる。石家庄市はさらに上級貧困扶助プロジェクトによる資金的支援、企業義援および一般義援の組織・展開、市政府による利息補助貸付など多様なルートを通じ、プロジェクトへの資金提供を保障する。
計画によると、来年8月末までに新築される中学校と全小学校の改築を終え、教学環境を整える。2013年8月末までに、6つの県で職業教育センターの改築を完了、山間部学生の学習需要を満たす。
「人民網日本語版」2011年3月28日