広東省は、小学校から女性教育を試験的に行うことになった。この計画は2011年第3四半期から実施される予定。
ダイエットで死亡する女性、金持ちと付き合う女子大学生、専業主婦にあこがれる女性などが存在するのは、女性教育が不足しているためだろうか。
広東省婦女児童工作委員会は28日、「広東省婦女児童発展計画(2011―2020年)」作成のネット座談会を開き、8人のネットユーザーが広東省婦女児童発展の情況について積極的な提案を行った。
広東省副省長、省婦女児童工作委員会主任の雷于藍氏と関係部門の責任者が会場でネットユーザーの質問に答えた。雷于藍主任は、広東省が小学校から女性教育を試験的に行うことを発表した。この計画は2011年第3四半期から実施される予定。
女性教育が不足?
伝統的な女性教育とは「婦徳」「婦容」「婦功」で淑女を養成することで、現在に至り、さらに社会的な美貌、礼儀、女性のする仕事や家事になり、これらはすべて時代の変化につれて女性職業教育に発展した。これらは健康的、実用的であれば引き続き用いることができるが、これだけの教育では足りない。広東省女子中等専門学校の元校長で、今年72歳になるネットユーザーの繆美賢氏は、「現代の女性教育は『四自』教育、革新教育、調和教育を強化する必要がある」と提案した。
金持ちと付き合う現象は、女性教育の不足を示す
繆美賢氏によると、「四自」とは自尊・自信・自立・自強のことで、革新教育とは女性の自身・男性・先人を越えようとする能力を養成し、立ちふさがる「ガラスの天井板」を突き破ることである。また、調和教育とは女性の歴史的な使命感と社会的な責任感を高め、社会の発展に追いつき、スピードを速める必要があり、そうしてこそ社会のバランスのとれた発展を実現できると認識させることだ。
繆美賢氏は次のように話す。現在の小中学校教育は受験のための教育で、保護者は子供の成績が「スタート地点で負ける」ことを心配し、女性としての人格の養成が「スタート地点で負ける」ことを見落としている。そのため、ダイエットで死亡する女性、金持ちと付き合う女子大学生、専業主婦にあこがれる女性、更に愛人になる女性などは、経済的、人格的に独立していない。しかも、女性の参政、特に指導ポストに就く女性の比率は香港・台湾よりずっと低い。これらはすべて女性教育が不足しているためだ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2011年3月29日