北京市は近日、過去10年間に出生した新生児の基本情報の確認作業を完了し、1800万人の情報が入力可能な人口データベースを作成した。都市化の進展に伴う人口の激増は、北京の発展に当たって最大の問題となっている。第12次5カ年計画の期間中、北京の人口増加と高齢化傾向は緩和されないということである。
北京市人口計画生育委員会の劉志主任は、「今後5年の間、全市の常駐人口、高齢者人口、労働適齢人口と外来人口は増加し続けると見られるので、人口と資源をバランスよく発展させることは極めて難しい」との考えを示した。
劉志主任は、「現在、北京市の人口管理体制は経済、社会発展の需要に適応しない上、その能力も市民の要求に合致しない。同時に、流動人口の増加と共に、戸籍制度に基づいた管理方法も徐々に弱体化するなど、北京市の低出生率を維持するのは難しくなってきている」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2011年3月31日