衛生部:「陰性エイズ」は恐怖症 未知のウイルスはない

衛生部:「陰性エイズ」は恐怖症 未知のウイルスはない。 あるメディアは、広東省を含む6の省・市で「陰性エイズ」という新しいウイルスが見つかったいう情報があり、広東省が専門家グループを結成し調査を行っていると報じた…

タグ: 陰性エイズ,エイズ恐怖症,ウイルス

発信時間: 2011-04-06 11:13:08 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

あるメディアは、広東省を含む6の省・市で「陰性エイズ」という新しいウイルスが見つかったいう情報があり、広東省が専門家グループを結成し調査を行っていると報じた。衛生部の鄧海華報道官は4月5日、「陰性エイズ」はエイズ恐怖症にすぎず、未知のウイルスはないことを明らかにした。衛生部はこの日、事件についての調査結果を発表し、情報の真相を明らかにした。「南方日報」が伝えた。

メディアの報道 

ある香港メディアは4日、「陰性エイズ」に感染すると、リンパの腫れ、皮下出血、毛舌などの症状が現れ、治療できず、大陸の少なくとも6の省・市でこのウイルスが発見されたと報じた。 

「陰性エイズ」は、自分でウイルスに感染したと思う人にエイズに極めて似た症状が現れるが、HIV検査を何度受けても結果は陰性で、臨床検査で「明らかな器質的病変」が認められないため、彼らは「エイズ陰性感染者」と自称している。情報が伝えられた後、一部のネットユーザーはパニックになったが、多くの人は半信半疑だった。 

広東省のメディアが4日に行った調査で、多くの病院にこのような患者がおり、患者の大部分に危険な性行為の経験があったことがわかっている。

調査によると、広東省は2月に衛生部から関連の通知を受けた。広東省疾病抑制センターエイズ防止所の林鵬所長は4日、広東省は直ちに臨床医、精神病専門家、流行病専門家、エイズ専門家などを含む専門家グループを結成し、調査を開始したことを明らかにした。広東省の7、8件のサンプルを検査したところ、エイズウイルスでないことがわかっている。また、未知のウイルスである可能性については、国が統一的な結果を発表するため、ここでは発表できないとした。

衛生部:「陰性エイズ」はエイズ恐怖症 

衛生部の鄧海華報道官は、「陰性エイズ」とはエイズを恐れる症状のことで、新しい未知のウイルスは見つかっておらず、メディアによって誤った情報が伝えられたと話す。衛生部は広東省などの検査データをすでに得ており、この事件の調査結果とエイズの情況を発表し、デマを打ち消すと表明した。

エイズ恐怖症は、エイズを強烈に恐れ、焦燥感、抑鬱、強迫観念、心気症など多くの精神症状や行動異常を伴う精神障害である。多くの患者は、体調が悪いのはエイズに感染したためだと思い込み、繰り返しホットラインに問い合わせたり、HIV抗体検査を何回も受けたりする。陰性の結果を常に疑い、検査結果が正しくない、または現在の検査では自分のウイルスは検出できないと思っている。

「中国網日本語版(チャイナネット)」2011年4月6日

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