過去5年間で、全国公安人民警察官の殉職者数は2182人、職務執行中の負傷者数は1万5734人となり、殉職理由の首位は過労であったことがこのほど、公安部門のまとめで分かった。「人民日報」が伝えた。
公安部担当者によると、2006年以降、公安人民警察官の過労による殉職者数は1029人、全体の47%。職位別では、派出所人民警察官、交通警察官など第一線で働く人民警察官に殉職者が多い。犯罪者との格闘、任務執行中に発生した交通事故により犠牲となった公安人民警察官の殉職者が多数を占め、2006年以降で790人、総数の36.4%。また人民警察官負傷の主な理由として、任務執行中に襲撃された事案が58.4%、犯罪者との格闘が24.5%、犯罪者による報復が1%。
担当者は、慰問政策を今後より改善し、公安人民警察官の労災待遇を向上させると述べた。具体的には▽公安人民警察官の労災医療救助政策の施行推進▽重大疾病公安人民警察官生活補助弁法の検討制定▽人民警察官非常傷害保険制度の検討策定---が挙げられた。
「人民網日本語版」2011年4月6日