中国のサラリーマンの半数がうつ状態にある。中国健康教育センターは17日、「サラリーマン精神健康促進プロジェクト」をスタート、セミナーやカウンセリングを通じて、うつ状態にある人々のメンタルケアと予防を行う。
同センターが発表した国内6つの省(直轄市など)のサラリーマン1万3177人を対象に行った心理健康状況調査結果によると、中国のサラリーマンの焦りや抑うつ状況は比較的深刻で、軽度は25.6%、中度は23.5%、重度の抑うつ状態の人は1.6%だった。世界標準の障がい寿命調整指標に基づく疾病負担評価に基づけば、精神疾患は中国の疾病総負担ランキングの首位にあり、心臓疾患・脳疾患、呼吸器疾患、悪性腫瘍(しゅよう)などを上回る。専門家は、心理行為に問題がある、あるいは精神疾患者と明らかに疑われた場合、すみやかに精神科専門病院あるいは総合病院精神科・心療科を訪ね、カウンセリング・検査・治療を受けるべきと呼びかけている。
「人民網日本語版」2011年4月19日