中国の美容整形の管理や規制はまだ現状に追いついていない。衛生部の職員は、「現在の状況は『管理が疎か』になっている状況だ」と指摘。昨年、調査を受けた美容整形業務を行っている11件のクリニックと医院で、国の基準に合うのは半分にも満たなかった。従業員は専門知識に欠け、設備や使用しているものなども不合格だった。事故がよく起きるため、この産業は医療業界の「重度被災地」に例えられている。
中国の医療システムの欠陥は美容整形分野に止まらないが、この分野の売上は23億ドルに達していると予測される。政府関係者によると、今年は新たな管理規則を制定する可能性があり、中国人が韓国に美容整形に行く事を暗に規制する項目も受けられている。統計によるとソウルでの整形手術のうち30%を中国人が占めている。
北京のとある美容医院で、25歳の陳暁夢さんは、「整形手術は誰でも受け入れられることになってきた。『もはや一大事ではない』」と言う。同僚や友達に隠さなくてもいいし、彼女の友だちも同じように二重の手術をしている人が5人もいるようだ。陳さんは今、鼻の手術をしようかと考えているという。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2011年5月3日