黒龍江省森林防火部門によると、同省伊春市嘉蔭県保興郷全豊農場で5日午前、2度続けて森林火災が発生したという。同日午後9時の時点で、火災は鎮火しておらず、火の手の長さは最長で数キロメートルに及んだ。省は5千人以上を動員して、夜を徹した消火作業にあたった。
消火作業に駆け付けた武装警察森林部隊によると、火災現場と住民の居住エリアとは約10キロメートル離れており、燃えている森林は、針広混淆林が中心で、一部は原っぱという。道がないため、消火作業者は現場に徒歩で行かねばならず、作業は難航している。5日午後、現場の風がかなり強まり、火勢は急激に拡大、夜になってようやく少し弱まった。火の手の長さは数キロメートル続いたが、救援隊の必死の作業により、南側と北側の火は消し止められ、焼け跡の整理作業が行われている。西北側および西側の火は、今も広がっているという。
「人民網日本語版」2011年5月6日