中国赤十字会は5日、「ブン川地震3周年再建支援総括成果報告会」を四川省成都市で開催、社会と寄付者に対し、赤十字会関連の寄付金財務収支・管理使用状況と再建復興事業成果を発表した。北京の日刊紙「京華時報」が報じた。
中国赤十字会の王偉・常務副会長が、「中国赤十字会ブン川の地震3周年再建支援総括成果報告」を発表した。これによると、全国赤十字会系統は、被災地の民家18万3179戸、学校2114校、診療所5123軒、一部のリハビリセンター、老人ホーム、福祉施設、災害防止施設の建設事業を支援した。現時点で、プロジェクトの96.7%が竣工あるいは運営を開始しており、赤十字会が関わった被災地のハードウエア再建事業はほぼ完成した。
中国赤十字会系統は2011年2月末の時点で、199億元相当のブン川地震災害寄付金・支援物資を受け入れた。内訳は、資金160億元、物資39億元。地震直後の緊急段階と過渡期に投入された資金・物資は64億元、再建期の投入額は123億元。別の統計データによると、香港とマカオの特別行政区赤十字会、台湾赤十字組織、紅新月国際連合会、関連国家が拠出したブン川地震災害救済金・物資は18億元。
「人民網日本語版」2011年5月6日