南京の若い男女の結婚願望は最も切迫している。しかし全体的には、一旦双方が恋愛すれば、男性の愛情があきらかに女性を上回り、多くの女性は受け身に回る傾向がある。物欲に流されながらも、未婚者の6割以上は依然、愛情を信じている……中国国内初の若年男女の恋愛熱中度に関する報告書がこのほど発表された。大手結婚仲介サイト「世紀佳縁」がまとめた同報告書は、江蘇、浙江、広東、山東、上海、北京などの1万人以上の若い男女が対象に調査を実施したもので、地域ごとに若者の恋愛観と行動が非常に異なることが分かった。「揚子晩報」が伝えた。
報告は「恋愛熱中度」を用いて独身者の恋愛への熱中度を測り、結婚願望の有無を探った。調査結果によると、指数(全国平均が100)が高かった全国上位3地域は北京(106.4)、天津(106)、河北(104.9)。江蘇、上海、浙江などは平均値に届かなかった。
男女双方の恋愛熱中度では、男性がいずれも女性を上回り、また愛情に対する自信、あるいは愛情を求める努力においても、男性がやはり女性を上回った。女性から積極的にアプローチする比率は4割未満だった。江蘇では、男性の熱心さは全国平均を超え、女性が答えを待っている。
若者の間では男女を問わず、多くが未来の愛情に自信に満ちており、理想のパートナーを必ず探すことができると信じている。恋愛に対する自信を都市別にみると、哈爾濱(ハルビン)、厦門(アモイ)、石家荘の若者が全国トップ3だった。江蘇は中間レベル、蘇州、無錫、合肥は上位10位入りし、南京は15位以下。しかし恋人探しへの切迫感に関する調査では、南京の若者は全国首位だった。華東地区全体では、独身男女の恋愛願望はおしなべて高かった。
「人民網日本語版」2011年5月10日