北京水利局の報告によると、北京の1人当たりの平均水資源量が数年前の300立方メートルから、約100立方メートルまで下がっていることがわかった。国際基準となっている1人当たり平均1000立方メートルの水不足警戒ラインを大幅に下回り、中国で最も水不足の都市の一つとなっている。
「中国第20回全国都市水節約週間」を迎え、北京では15日に「都市の水資源の改善、再生水使用の普及」をテーマとしたイベントが行われた。北京水利局は各業界に向けて、合理的に水資源を利用し、水を節約できる社会環境づくりに貢献するように呼びかけた。
データによると、1999年以来、北京はずっと長く深刻な干ばつに見舞われている。平均降水量が2割減少したため、利用できる水資源は48%に減少した。この厳しい状況を緩和するため、再生水の使用は絶えず拡大し、利用量と利用範囲も増加している。
「中国国際放送局 日本語部」より 2011年5月15日