国内消費者に向け模様替えした一階の売り場
陳鷹さん:去年の今頃、この店には多くの団体客が来て、毎日とても繁盛していた。でも今は寂しくなった。最近は来店した中国人観光者だけで1000人余りに達したこともあった。3月11日以降、団体旅行客は一つも来ない。周りにいくつも免税店があったが、今、営業しているのはうちの店だけになった。正直言って、震災後は一日営業すると、一日元手を割る。利益でコストを払えない状態だ。店に十数人販売員が立っているが、時々半日に10人の客しかこないこともある。販売員のほうが客よりも多いことがよくあるよ。
震災からこの免税店の人員削減は50%を超えた。陳鷹さんは各階の店内図を指し記者に、「今まで1階で販売していたデジタル製品を4階に動かし、1階でテレビの販売を始めた。経営戦術を見直し、海外観光客から日本人消費者向けに転換している。」という。