浙江の建材企業と食品加工企業が日本業務を拡大

浙江の建材企業と食品加工企業が日本業務を拡大。 今年3月に日本でマグニチュード9.0の大地震が発生してから、救急用品や生活物資の需要が大幅に増加し、日本から救援物資の注文が多くあった…

タグ: 大地震,注文,日本,輸出

発信時間: 2011-05-31 15:22:48 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 

食品業:日本で依然高い冷凍野菜の人気

邱雯雯さんが経営する野菜貿易会社は、規模はとても小さいが、商品の全てを欧米などの国に販売している。冷凍野菜の品質保持期間は長いため、国外企業に受け入れられやすく、このような中国産の野菜はスーパーマーケットに並ぶほか、サラダなどに加工して販売されたりもする。

「日本の要求は高いため、これまで日本からの注文は多くなかったが、3月に急に増え、イギリスに送るつもりだった野菜を日本にまわした。配送が速かったためか、その後も多くの注文があった。日本への輸出量は少ないが、ここ2カ月で起きた変化は印象深い」と、邱社長は話す。

たけのこ製品の加工を専門に行う杭富缶詰食品有限会社は、たけのこ水煮の缶詰を日本に輸出しており、同業務は輸出全体の80%を占める。責任者の葉暁平氏によると、同社も地震後に多くの注文を受けたが、今は通常に戻っているという。

「地震の範囲は広くなく、日本の農業副産物の供給不足はとっくに解消された。缶詰のような食品加工企業が受ける注文は一時的なもので、長くは続かない」と、葉氏は話す。

農業副産物の貯蔵、鮮度保持、冷凍加工、冷蔵を行う嘉興年代速凍食品有限会社の日本市場のシェアは95%以上だ。毛伝鋒副社長によると、同社は日本市場にチンゲンサイや小松菜、枝豆などの冷凍野菜を700トン超配送し、今も多くの注文がある。

業界関係者は、輸出食品の中でも冷凍野菜の人気は今も日本で高いが、たけのこや桃、オレンジなどの缶詰食品は需要が減ると見ている。記者は、中国人留学生が「日本のスーパーマーケットに並ぶ中国産のサヤインゲンやホウレンソウなどの冷凍食品は大幅に増加した」とミニブログに書き込んだのを見たことがある。

そのほか、浙江の漁業部門は、日本の漁業の回復見通しが立っていないため、同省の海産物輸出の最盛期は数年続くと予測している。日本で原発事故が起きてから、水産都市である浙江の海産物輸出量は急増し、日本だけでなく、欧州連合(EU)や米国、カナダなど代わりの産地を探す国からの注文も多く受けている。

「中国網日本語版(チャイナネット)」2011年5月31日

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