パキスタン軍は先ごろ、アフガニスタンの南ワジリスタンでタリバンの児童洗脳センターを発見したと明らかにした。タリバンは芸術的な絵画で美しい情景を描き、乳と蜜が流れる河や、岸辺に乙女が並んで彼らの訪れを待っているという天国を吹聴しているという。タリバンは12歳から18歳の純心な少年を冷血な殺人者に変え、人間爆弾に志願させ、タリバンが指定する目標での自爆テロを行っている。外国メディアが伝えた。
パキスタン軍の報道官によると、タリバン武装勢力との3日の戦闘を経て同センターを占拠した彼らは驚きを感じたという。この洗脳センターは4つの部屋からなり、各部屋の壁には色鮮やかな絵画が描かれ、周辺の荒涼とした風景とは鮮明な対比を見せている。子供たちはここで、絵に描かれているのは彼らを待つ天国だと教えられる。
それぞれの絵の中央には川が流れ、多くの人が川で遊び、女性が川岸で並んで待っている。タリバンは子供たちに、この川は乳と蜜でできており、岸辺に立っているのは天国で彼らの訪れを待つ乙女たちだと教えている。彼らはムハマンドと共に住み、また天国での盛宴に参加することができるという。絵の中にはまた「タリバン万歳」という言葉も記されている。
「人民網日本語版」2011年6月2日