中国の李娜選手が4日、全仏オープンテニス2011で前年の覇者フランチェスカ・スキアボーネ選手を6-4、7-6で破り、アジア勢初の4大大会シングルス制覇を果たした。外国メディアも、李娜選手の輝かしい優勝を「アジアテニスの一里塚」と称えた。
イギリス紙「インデペンデント」は5日、「李娜選手の成功はアジアテニス史上の一里塚」と題した記事を掲載し、李娜選手が初めて4大大会シングルスで優勝したことは、中国スポーツ界に栄光をもたらしたとした。2008年の北京五輪以降、中国人選手は西側の大きな大会で注目される成績を収めることができなかったが、李娜選手は高得点でこうした局面を打破した。
米国月刊誌「アトランティック」は「李娜選手 中国のソフトパワーを代表する顔」と題し、李娜選手が中国で巻き起こしたセンセーションを報道し、李娜選手の中国の「金メダルスクール」からの離脱に特に注目した。
記事では、李娜選手の成功は、中国国家スポーツプロジェクトのバックアップによるものでなく、個人の努力と才能によるものだとしている。北京五輪の後、李娜選手と数人のテニス選手は中国の「国家テニス計画」から離脱した。今の成績を見ると、当時の選択は正解だった。「予め設定された課程より、個人の才能を自由に発揮できる体制がよい」と論じている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2011年6月7日