米国土安全保障省(DHS)移民統計局が9日に発表したデータによると、2010年に米国の永住権(グリーンカード)を取得した中国公民は7万人を上回り、メキシコに続く多さだった。中国新聞社が伝えた。
2010年に米国の永住権を取得した中国人は2009年比6625人増、2008年比9408人減の7万863人だった。
2010年に米国の永住権を取得した外国人は100万あまりに達し、このうち中国人は全体の6.8%を占め、米国の隣にあるメキシコに続いた。メキシコ人の2010年米永住権取得者は約14万人と全体の13.3%を占めた。
メキシコ、中国に続き3位に入ったのはインドで、約6万9千人が米永住権を取得した。第4位から第10位までは順次、フィリピン、ドミニカ、キューバ、ベトナム、ハイチ、コロンビア、韓国。同年に米永住権を取得したイラク人は約1万9千人、イラン人は約1万4千人だった。
全体的にみると、2010年米永住権取得者は、アジアと北米の「2大エリア」に集中しており、アジア人の割合は40.5%、北米人は32.3%と、合わせて70%を上回った。南米、アフリカ、欧州各地域の割合は軒並み10%に届かなった。
2010年に米永住権を取得した100万人あまりの地域別分布をみると、20万人あまりがカリフォルニア州、約15万人がニューヨーク州、10数万人がフロリダ州に住んでいた。その他、永住権取得者が多く住む州は、テキサス、ニュージャーシー、イノリイ、マサチューセツ、バージニア、メリーランド、ジョージアなど。
2010年の米永住権取得者数は、2008年と2009年に比べやや減少した。うち2009年に米永住権を取得した人数は110万人を上回り、これと比べ2010年は7.8ポイント減少した。
「人民網日本語版」2011年6月10日