マラドーナ氏(資料写真)
「伝説の名手」と称されるサッカー・アルゼンチン元代表のディエゴ・マラドーナ(Diego Armando Maradona)氏が、中国のポータルサイト大手「新浪」とオンラインゲーム大手「第九城市(九城)」に姓名権と肖像権を侵害されたとして、2千万元の損害賠償を求める訴えを起した権利侵害訴訟について、北京市第一中級人民法院は最高人民法院に報告した後、訴えを正式に受理。13日にマラドーナ氏の代理人に対し、訴訟費用を納入するよう通知を出した。北京の日刊紙「京華時報」が伝えた。
マラドーナ氏の訴状によると、「新浪」と「九城」は2010年6月初め、それぞれのサイト上で、オンラインゲーム「熱血サッカー」の宣伝にマラドーナ氏の名前や画像を本人に無断で使用した。また、同ゲームのチャンネルをウェブ上に開設、チャンネルや多くのゲーム画面で氏の肖像と姓名を使用したという。
マラドーナ氏は「新浪と九城との間で、『熱血サッカー』のイメージキャラクター契約を取り交わした事実はなく、自分の肖像や姓名を使用することを許可したこともないことから、2社を裁判所に訴え、正式な謝罪と2千万元の損害賠償を求めた」と説明している。
「人民網日本語版」2011年6月14日