雅詩ちゃんのお腹の管に注射器で流動食を入れるお母さん |
3歳になる女の子・莫雅詩ちゃんの1番の夢は学校に行くこと、2番目は口から食事をすることだ。昨年2月、顎の部分に腫瘍ができ、手術を受けたが再発した。多くの病院が非常に珍しい症例で治療が困難との見方を示している。しかし、彼女は2回目の腫瘍切除手術を受け、その後も大・小合わせて14回の手術を乗り越えてきた。広州日報が報じた。
手術で舌を切断したため、雅詩ちゃんは食べ物を「飲み込む」ことができず、腹部に穴をあけて経管栄養を採っている。彼女の腫瘍は再発する恐れが高く、治療法については、医師の間でも意見が分かれている。両親は、卵黄嚢腫瘍や嚥下の治療に詳しい医師が有効な治療法を提案してくれるよう望んでいる。また、この症例が中国国内で殆ど見られないため、専門家に彼女の病理学検査報告を英文に訳してもらい、海外からの協力を得ることも希望している。多額の医療費がかかるが、娘の命に対する希望を決して諦めず、援助の愛の手が得られ、小さな命が続いていくことを両親は心から願っている。
「人民網日本語版」2011年6月21日