先ごろ発表された2011年第1四半期の全国民政事業統計データによると、今年の第1四半期に中国では合計317万6千組の夫婦が結婚登録を行ったのに対して46万5千組の夫婦が離婚手続をしており、1日平均で5,166組の家庭が解体している計算となった。離婚率は14.6%に達し、昨年同期比で17.1%増加。中国の離婚率は7年連続で増加し、特に一線大都市の離婚率が他の都市を大きく上回っている。
民生部門の民政統計データによると、2007年の離婚登録数は320万4千組だったが、2008年には356万1千組、2009年には404万7千組、2010年には451万6千組となっている。
専門家は、忙しい生活の下での夫婦の意思疎通の不足や婚姻の概念の変化、離婚のコストが小さいといった要因が婚姻に与えるマイナスの影響が小さくないと見ている。「中国式離婚」を回避するには、婚姻と家庭に関する一連の社会的な救済システムが必要だと専門家は提言している。
「人民網日本語版」2011年6月24日