外国投資家は下落と拡大に二分
製造業給与が増加した結果、安値製造業は次第に労働力がもっと安い地域へ移転し始めている。一方国内の服装、おもちゃと簡単な電子部品などの産業はすでにバングラデシュ、ベトナムとカンボジアへ移転し、一方、一部分のグローバル企業が「西進運動」を展開し、企業を内陸部へ移転している。
米誌『タイム』は、中国の安価労働力の終りは「悪いこと」ではないと指摘した。米国労工統計局のデータによると、労働力のコストは増長しているが、2008年中国製造業の給料レベルは依然として米国の4%にしかあたらない。「エコノミスト」では、中国の大部分の産業の給料は決して高くはなく、例えば、制造業、鉱業、建築業、農業などはまだ低いと指摘した。
それと同時に、労働力の給料の増加が、利潤を下げているわけではなく、あるいは投資家を追い払っているわけでもない。中国商務部が発表した最新データによると、5月は米国からの投資が減少したが、しかし、アジアとEUからの投資が増えている。
高給与の時代 前途が開けている
給料の増加も、中国人が豊かになることを意味するもののひとつ。中国の主要な貿易相手はそのため利益を得て、それらがにわかに中国の消費を増加し、国際貿易上の巨大なアンバランスが減少するであろうと望まれる。米国商業会議所のある調査結果によると、75%の商業会議所のメンバーが輸出市場を主に攻撃しているが、去年はこの数字に質的な変化が発生した:75%の調査を受ける会社がそれらの中国で生産する製品は主に中国市場に製品を供給している。
「エコノミスト」は、中国は、数百万人の安値労働力によって獲得した経済成功の時代はすでに終ったという。管理者が方向をはっきり見定めさえすれば、高い給料時代から得られる利益は中国にもっと有効に発展する時代をもたらすであろうと指摘した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2011年6月27日