『日本新華僑報』12日の掲載文によれば、日本の経済はすでに20年間低迷が続いており、その衰退速度はすでに日本人の許容範囲を超え、様々な形のストレスに囲まれた日本国民は、物質的に豊かな生活を送っているにもかかわらず、幸福を感じられずにいるという。7月13日、中新網が伝えた。
以下、文章抜粋。
日本は典型的な先進国で、経済が発達し、生活水準も高く、優れた教育環境や良好な社会環境、更には各種社会福祉体系も整っており、その他の国に比べて幸福感に満ち溢れているはずである。しかし、意外なことに日本人の幸福度はそれほど高くない。経済開発協力機構OECDが発表した各国国民の幸福指数によれば、現在の生活に満足している日本人は全体のわずか40%、OECDの平均値より19%も下回っている。ここからも日本人が豊かな生活を送りながらも幸福感を得られていないことが分かる。
多くの発展途上国の人々が、日本人の質の高い生活環境に憧れ、多くの国や地域が日本に学ぼうとしている。だが、経済発展レベルが高いからといって必ずしも人々が幸福であるとは限らないのかもしれない。幸福とは一種の感覚であり、杓子定規は通用しない。以前、イギリスの「新経済基金」が同国の「地球の友」と合同でまとめた『地球幸福度指数』で世界178の国家と地域に対し幸福度ランキングを行った際にも、日本は第95位と低く、他の先進国の国民たちの幸福指数が比較的高い中、その例外的存在となった。その原因は多岐にわたる。
周知の通り、日本という巨大経済は20年の低迷を続け、衰退状態にある。日本第一生命研究所が最近発表した報告書によれば、日本のGDPは2季連続(昨年の第4四半期と今年の第1四半期)で収縮しており、実質上衰退段階に陥っているという。日本政府が公表した1~3月のGDP成長率では、1四半期のGDPがその前の四半期と比べて0.9%、1年で3.7%収縮、それは市場予想をはるかに超えるものだった。つまり、日本経済の衰退速度は日本国民の精神的許容範囲を超えており、その日本社会と国民たちの心理状態に与える打撃は巨大なものである。