16日、青島駅からG224便高速列車が出発し、済南駅で京滬高速鉄道に乗り入れ、上海虹橋駅へと向かった。この列車に乗っているのは一般の乗客ではなく数百人の兵士たちだ。2回に分けて約千人を輸送し、移動距離は1308キロに上った。中国人民解放軍が軽武装部隊を高速鉄道で輸送したのは今回が初となる。解放軍報が伝えた。
輸送の実施を担当した駐済南鉄水路軍代処の楊同海政治委員は、「高速鉄道による部隊の輸送は、鉄道の輸送能力を十分に利用し、軍の輸送効率を向上させる新たな試み、突破でもある」と述べる。京滬高速鉄道の開通後、幾度にもわたる実地調査を行ったほか、高速鉄道乗車マニュアルを部隊に配布し、乗車のリハーサルなども実施したという。今回の輸送成功は解放軍の機動能力の新たな向上を意味している。
「人民網日本語版」2011年7月20日