唐の時代の婚礼様式に基づいた婚礼が先ごろ、北京のある古典的なスタイルのホテルで行なわれた。古代の漢族の様式の装飾が婚礼会場を華麗で高雅な雰囲気にしていた。宮廷風の髪を結い上げた新婦が緑色の華麗な「漢服」の婚礼衣装を着て登場し、古典的で貴族的な雰囲気を漂わせた。婚礼を企画した「漢服」制作者は「華夏の中心文化の特徴は『輪郭がきちんと』しているが、隋や唐の時代にはこの基盤の上に、より躍動感やきらびやかさが加わり、より華麗になっている」と語る。
古典的な婚礼は一般的に理解されている民俗的な中国式婚礼とは異なり、周制婚礼、漢風婚礼、唐風婚礼、南風婚礼、宋風婚礼、明風婚礼などに分けられる。そのうち唐式の婚礼が漢式婚礼の体系中で最も華やかな風格をもち、多くの若者の人気を集めている。