米プロバスケットボールNBAのロケッツで活躍し、今月9日に現役引退が報道された姚明(ヤオ・ミン)が20日午後に引退記者会見を開き、引退後は自身が投資している上海のプロバスケットチーム「上海シャークス」の運営に携わるかたわら、中国の理工系名門校「上海交通大学」に入学しコンピューターや金融を学ぶ予定であることを明らかにした。中国国営の通信社「中国新聞社」が報じた。
これを受け「上海交通大学」の関係者は「姚明が入学の意向を示したことは誉れあること」と喜びを表した。「上海シャークスに以前所属していた際に、一流のスポーツ選手として本大学の学生となった。NBAに移籍した後も、本大学の米国の協定学校が開催する親睦会などに熱心に参加し、サイン入りのユニホームをプレゼントするなどして学生を激励してくれた」と姚明とのこれまでの交流を紹介。姚明のために特別カリキュラムを用意するとし、「引退後もこれまでとは違う分野でスーパースターとして活躍してほしい」と期待を語った。
姚明は以前に受けた取材の中で「オンラインゲームをするのは好きだが、コンピューターに関する専門知識は全くない」と語ったことがあり、今回コンピューターを学びたいとしたこともうなずける。また引退後はNBAのスーパースターから「上海シャークス」のオーナーへと転身するため、金融に関する知識を学ぶことにしたのだろう。
「人民網日本語版」2011年7月22日