広東市のケンタッキー。撮影された店の前に放置された粉末豆乳の箱がミニブログに掲載され大きな話題に。
ケンタッキーが粉末豆乳で豆乳を作っていたことにネットユーザの多くが不満を顕わにしている。「町で見かける小さい店で販売している豆乳だって大豆を煮て作っているのに、KFCの高い豆乳が粉末で作っていたとは!とても信じられない」とのコメントも。
ケンタッキーは現在、同店の豆乳は濃縮液、粉末をある割合で調合して作っていると認めている。またこの豆乳の広告では「その場で作り立てをお届け」とは一度も宣伝したことはないといっている。
ネットで「ケンタッキー用豆乳の粉末」を検索すると、ケンタッキーに専門で提供していると自称する粉末豆乳の会社を発見した。480グラム粉末は売価15元、粉末と水の割合を計算すると、1杯の豆乳のコストは0.7元、北京東直門のKFC店で売られている温かい豆乳1杯は5.5元、冷たいのは6.5元だ。同店のスタッフは、豆乳は確かに粉末豆乳で作っているという。
ケンタッキー北京支社・広報部はこの件について、北京市のほとんどのKFCで提供している豆乳は濃縮豆乳で作られており、全国の他地域のKFC店で販売している豆乳は粉末豆乳で作っていると返答している。豆乳粉末は大豆を細かく砕いたもので、いかなる添加剤も加えていない。また、豆乳粉末は運送過程に冷蔵の必要がなく、微生物など細菌も侵入しにくい。また、この豆乳は消費者に高く評価されているという。だが、この豆乳粉末を生産している会社の販売部責任者は、豆乳粉末は確かに大豆で砕かれたものだが、防腐のため国家基準に適合した添加剤を加えていると話している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年7月29日