中国の上海交通大学・世界一流大学研究センターが15日、2011年版の「世界大学学術ランキング500」を発表した。中国大陸部からは過去最多の23校がランクイン。中国の最高学府、清華大学は200位だった。中国国営の通信社「中国新聞社」(電子版)が報じた。
ランキングの上位100校に米国の大学が53校ランクイン、うち8校が上位10校入りと昨年に続きほかの国を圧倒している。首位は9年連続でハーバード大学。アジアの上位は東京大学が最高で21位。次が京都大学の27位。
今年、上位500校に入った中国大陸部の大学は23校。200位の清華大学のほかに、北京大学、復旦大学(上海)、南京大学、上海交通大学、中国科学技術大学(安徽省)、浙江大学などが200-300位の間に入っている。同ランキングの責任者は「1-100 位までは具体的な順位をつけたが、100 位以降は各大学の差にほとんど開きがなく、順位を競ってほしくないため、『101-200』、『201-300』と100 位ずつアルファベット順で並べた」と説明。
スコア算出に使われている各指標をみると、中国内陸部の大学は論文数は上位100校の平均水準に達し良い数字となっているものの、ノーベル賞や「数学のノーベル賞」といわれるフィールズ賞の受賞数、英科学誌ネイチャーと米科学誌サイエンスに掲載された論文数などでは、上位100校とまだ大きな開きがある。
「人民網日本語版」2011年8月17日