▽今こそスピードダウンすべき
世界が中国の「ハイスピード」に注目する今、私たちはスピードダウンをすべきなのだ。
--自主的に休みを取る。
曹啓富副主任はスイスで2年ほど働き、帰国した後、まるで自分が操り人形になったかのような感覚を覚えた。人に操られてばかりで身も心も疲れ果てた時、スイスでの記憶が鮮明に思い出されたという。休日には食事やマージャンをしたり、山に登ってスキーをしたり、家族との生活を楽しみ、仕事が多すぎると感じたら自主的に仕事をしばらく休んで、農村の小屋で2日ほど過ごした。
--時間を見つけてリラックス
専門家の多くは、決まった休み時間を定めず、忙しい中で時間を見つけて休んでいる。王国栄氏は毎日仕事の合間に腕立て伏せ400回を4セット行っている。北京大学人民医院心臓センターの胡大一教授は「1日1万歩」歩いているが、これも会議の合間や、空港での待ち時間などに行っているという。このほか、暇を見つけて音楽を聴いたり、本を読むなども良いリラックス方法だ。
--睡眠と仕事の「収支バランス」が重要
施明副主任は夜11時に寝て、朝5時半に起きる生活を数十年間続けている。彼に言わせると、夜の睡眠時間は体が「金を稼ぐ」時間(収入)、昼の就業時間は体が「金を使う」時間(支出)に例えられるという。「収支バランスが取れれば、より多くのお金を稼ぐことができる。借り越しばかりしていれば、体は壊れてしまう。そうなれば事業で成功しても失敗者だ」。
「人民網日本語版」2011年8月19日