▽離婚の際に損をしないよう画策
結婚生活で経済的困難に直面した際どうするか。
「中国で増えている離婚のスタイルにはピリオドを打たなければならない。結婚するということは、夫婦で共に将来の困難を乗り越えてくということであるという意識を、若者は持たなければならない」と侯裁判官。
「価値観にかかわわるような重大な問題がない限りは、婚姻生活を維持するべき。夫婦共に責任感を持って、相手の立場に立って問題を考えるよう心がける必要がある」と章副庭長は法廷で何度も言って来た。
結婚で問題を多く抱える80年代の一人っ子世代達の親達は、結婚した当初腕時計と自転車があればいいほうで、マイホームなどなく、親と同居するのが普通のいわゆる「裸婚」を経験してきた世代だ。しかし彼らの結婚生活は幸せに満ちていた。
婚姻法司法解釈(三)が先日発表され、離婚時に住宅が誰のものになるのかに関する法の解釈に世間の注目が集まっている。
「注目されているのは、離婚時に損をしないよう、結婚前にどのように自分の財産を守るかを画策することであり、生涯苦楽を共に乗り越え、共に支え合っていくためにどうするかという姿勢が欠けている」と侯裁判官は嘆く。(編集KN)
「人民網日本語版」2011年8月23日