学校選択費など子供の教育費、4割の家庭が「重荷」

学校選択費など子供の教育費、4割の家庭が「重荷」。 学校選択費など子供の教育費、4割の家庭が「重荷」

タグ: 教育,支出,負担

発信時間: 2011-09-07 13:24:48 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

武漢大学人文社会科学研究院の郭明磊・副院長率いる研究課題チームがこのほど、「武漢市の家庭における教育関連支出・負担状況に関する調査報告」を発表、40%以上の家庭が「教育費の負担が相当重い」と感じていることが分かった。国家が「教育関連費をむやみやたらに徴収することを禁じる」と繰り返し強調しているにもかかわらず、どの家庭の親も、予算外の出費に頭を痛めている。統計データによると、教育出費は、調査対象家庭の可処分所得の約3分の1を占めるまでとなった。

調査では、教育費を、通常の学校納入費、臨時の学校納入費、学校選択費、学習教材費、家庭での補習費、お稽古ごとにかかる費用、付け届けのための費用、生活費・その他費用の8項目に細かく分けた。統計データによると、武漢市内の小学校段階での教育費内訳のうち、「家庭での補修費」が占める割合は20.5%と、「お稽古ごとにかかる費用」に次いだ。ここには、子供の補習に心を砕き、出費をいとわない親の心情が反映されている。また、親の68.9%が、課外学習に子供を参加させる目的として、「進学に有利となる」を挙げ、38.5%の親は、子供がスタートラインで遅れを取ることを心配していた。「子供自身の興味や趣味から、課外学習や特別トレーニングに参加させている」と答えた親はわずか36.1%だった。

今の社会は競争が激しすぎる。子供には、のびのびとした楽しい成長環境が必要なことは誰もが知っているが、補習クラスが爆発的に盛んになっている状況で、「よその子は補習クラスに参加しているのに、うちの子は行っていない」ならば、親は立ち遅れたという危機感に襲われる。立ち遅れはすなわち、戦線から落伍したことを意味する。親は、子供の将来のために、子供が大きくなって良い思いをできるように、今あえて苦しい試練を与えるしかないと思いこんでいる。回答したある親は「中学受験の圧力で、子供達は身動きの取れない状況になっている」と訴えた。

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