内蒙古(モンゴル)自治区フフホト市人民政府サイトによると、同市新城区档案(公文書)局は、新城区文化協会や新城区人民代表大会弁公室など各機関の職員と共同で、同区八一市場近くにある青年団学校の敷地内に旧日本軍が中国侵略戦争中に残した古い日本式家屋の実地調査を行った。
消息筋によると、調査チームは、写真撮影やビデオ録画などの方法により、同家屋に関する数多くの情報を入手したという。1939年に建てられたこの日本式家屋は、旧日本軍が綏遠省(当時)を占領した後、石黒部隊の兵営として使われた。旧日本軍はこの年、帰綏城の北側に東西2つの兵舎を建設したが、そのうちの一つという。
この日本式家屋は、日本が帰綏市(現在のフフホト市)を占領した証拠物件であり、その歴史的な保存価値は非常に高い。文化財の移動は極力避けることが望ましい。同家屋が立ち退き改造の対象エリアにあったため、現地住民が家屋の保護を社会各界に呼びかけ、例外的に保留されることになった。
「人民網日本語版」2011年9月9日