日本の専業主婦の多彩な生活

日本の専業主婦の多彩な生活。 日本の街角では、至る所で流行のファッションに身を包んだ美少女たちを目にする。しかし、そんな若者たちよりも目を引くのが、洗練されたファッションの綺麗な中高年の女性たちだ…

タグ: 日本,女性,主婦

発信時間: 2011-09-18 10:18:14 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

日本の街角では、至る所で流行のファッションに身を包んだ美少女たちを目にする。しかし、そんな若者たちよりも目を引くのが、洗練されたファッションの綺麗な中高年の女性たちだ。結婚し、子どもを産むと、多くの日本の女性たちは仕事を辞めて専業主婦になること選ぶが、彼女たちは自分の趣味を持ち、自分のコミュニティーを持って人間関係を築いており、主婦になっても独立した自分の世界を持っている。『環球時報』の記者は、長崎と東京でいくつかの家庭を訪れて主婦たちの多彩な生活を目にし、彼女たちの独立意識の高さに感銘を受けた。

長崎の渡辺さんのお宅は裕福で、ご主人は船舶関係の会社を経営しており、大のゴルフ好きだ。渡辺さんは手芸が大好きで、家の中には彼女の作品が所狭しと並んでいるが、クロスステッチや造花の細工の細やかさには記者も驚かされた。記者が「料理や家事に多くの時間をとられてしまいませんか」と質問すると、渡辺さんは「日本は清潔だから、毎日掃除をする必要もありません。一週間に一度しか掃除をしないときもあります。」と笑顔で答えた。

東京の太田さんのお宅では、客間が白一色に統一されている。洋服だんす、ソファー、絨毯には塵一つない。キッチンでは、全自動食器洗い機と多機能シンクが太田さんの家事をとても楽にしている。

家事を済ませた残りの時間を、日本の女性、特に中高年の女性はスキンケアやファッションに多く費やしている。これは家庭にしっかりとした経済力があるからこそできることであり、日本では、若者に比べて60代、70代のお年寄りがより経済的に余裕がある。

一般的に、日本の男性は年をとっても仕事を続け、勤勉な「白髪族」になる。それに引き換え、中高年の主婦たちの生活は実に優雅なものだ。長崎で『環球時報』の記者は、偶然二人の66歳の専業主婦に出会った。一人の夫は大学教授で、もう一人の夫は公務員だという。子どもたちが成人した後、彼女たちは自由な時間が増え、夫の衣食の面倒をみる他は、より多くの時間を趣味に充てるようになった。二人は一緒に中国語の勉強を始めたのだという。中国語の勉強の他にも、二人は一緒に買い物に出かけたり、温泉に行ったりするのだと記者に話してくれた。記者が中国では彼女たちと同年代のお年寄りが孫の面倒を見ているのだと話すと、二人はとても驚いた様子だった。彼女たちはお年寄りも自分たちの生活を持つべきだと考えている。東京の太田さんは「自分の子供の面倒をみるのは母親の務めです。もし私の娘が仕事に出たいのならばかまわないけれど、自分の子供は保育園に預けるべきです。必要ならば私がそのお金を払ってもいいと思っています。」と話していた。

20年以上日本に住んでいる中国人が、日本では夫が妻に付き添って買い物をしている姿をほとんど見かけないと記者に話した。多くの日本の男性は、仕事が終わるとゲームセンターや居酒屋で時間を潰している。日本では、男が早く仕事から帰ると上司から能力を認められていないと見られる向きがあり、早く帰ると妻にとがめられてしまうのだ。日本の主婦の独立性はきっとこのような背景によって育まれたものなのだろう。

「中国網日本語版(チャイナネット)」2011年9月18日

日本人フルタイムスタッフ募集
「中国網日本語版(チャイナネット)」の記事の無断転用を禁じます。問い合わせはzy@china.org.cnまで

コメント

コメント数:0最新コメント

コメントはまだありません。