洋服のブランドが最下位になったことは、徐さんにとってやや予想外だったが、納得できることだという。「私達は洋服のブランドより機能性を重視します。しかも、私達の世代は、ぜいたくなブランドものを身に着けることに対して、それほど魅力を感じていません。この点では、洋服の次にランクが低かったアクセサリーにも同じことが言えます。ブランド物の洋服や豪華なアクセサリーは、人の外側を飾るものにすぎません。90後の若者は、人の外観でその人の持っている財産を判断しません。見かけではなく、トップ2に入った家庭の幸福度や身体の健康度など、より内側の深い部分に注目しています」と分析した。
別のある統計データによると、財産を身につけるために最も重要な要素として多くの人が挙げたのは、「こつこつ努力を続け前向きな気持ちを持つ」「挫折を恐れない」だった。これに続いたのは順次、「身体的な健康」「幸運」「他人に勝る知恵」「チャレンジ精神」「友人関係」「節約」「家庭状況」「チャンスを上手く捉える」だった。
「こつこつ努力を続け前向き気持ちを持つ」と「挫折を恐れない」の2つが同率首位に並んだことは、90年後の青少年が、物事に真正面から立ち向かう姿勢に価値を置き、成功への道でもあるという考え方を持っている現れだと徐さんは指摘する。 また3位に入った「身体的な健康」は、「財産のシンボル」調査でも2位と上位に入ったが、若者が身体の健康を極めて重視していることを示している。(編集KM)
「人民網日本語版」2011年9月26日